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A.S.I.A.における排他制御

同一画面や同一伝票に対して同時に処理を実行すると、データの整合性が取れなくなったり、処理速度が遅くなるなどの影響がでてきます。
A.S.I.A.では、このようなことが発生しないように、以下のような排他制御を行っています。

画面起動の排他制御

クロージングコントロールなど特定のオペレータだけが使用するメニューとその関連メニューでは、画面起動時に同時起動不可になるよう制御を行います。

以下のメニューから画面を表示させているときに、そのメニューの排他対象メニューを選択した場合は、エラーメッセージを表示し、排他対象メニューから画面が起動できないようにしています。

画面を表示しているメニュー

排他対象メニューの項番

クロージングコントロール

会計締め実行

(同一メニュー)、会計月次残高更新、年次入力締め実行、伝票承認(一般会計、多通貨会計)

債権/債務部門別締め実行

年次入力締め実行、入金計上依頼/売上/売上返品データ退避、支払計上依頼/仕入/仕入返品データ退避

その他締め実行

年次入力締め実行

会計月次残高更新

会計締め実行、(同一メニュー)、年次入力締め実行、会計データ退避、会計データリストア、会計退避データ削除

月次在庫残高更新

その他締め実行、(同一メニュー)、年次入力締め実行

年次更新基本設定

(同一メニュー)、年次入力締め実行、期首残高/利益繰越更新、科目/補助登録、科目属性登録

年次入力締め実行前チェック

年次入力締め実行、期首残高/利益繰越更新

年次入力締め実行

クロージングコントロール全11メニュー、データメンテナンス全32メニュー、科目/補助登録、科目属性登録

D.A.C.償却費更新

年次入力締め実行、(同一メニュー)、期首残高/利益繰越更新、繰延入力(前払費用)、繰延入力(前受収益)、前払費用償却自動仕訳、前受収益償却自動仕訳

固定資産減価償却費更新

年次入力締め実行、(同一メニュー)、期首残高/利益繰越更新

期首残高/利益繰越更新

年次更新基本設定、年次入力締め実行前チェック、年次入力締め実行、D.A.C.償却費更新、固定資産減価償却費更新、(同一メニュー)、科目/補助登録、科目属性登録

データインポート

(各ファンクションのインポート)実行

(同一メニュー)、(他のファンクションのインポート)実行

データメンテナンス

会計残高データ削除

(同一メニュー)

会計データ退避

会計月次残高更新、年次入力締め実行、会計データ退避(同一メニュー)、会計データリストア、会計退避データ削除

会計データリストア、会計退避データ削除

年次入力締め実行、会計データ退避、(同一メニュー)

配賦実行データ削除、デファードアカウントデータ削除、有価証券データ削除、建設仮勘定データ削除、固定資産データ削除、リース契約データ削除、借入金データ削除、資本データ削除、入出金実績データ削除、自動振込データ削除

年次入力締め実行、(同一メニュー)

入金計上依頼/売上/売上返品データ退避

債権/債務部門別締め実行、年次入力締め実行、(同一メニュー)、入金計上依頼/売上/売上返品データリストア、入金計上依頼/売上/売上返品退避データ削除、入金実績/債権消込、債権消込、債権/債務相殺、受取手形/債権消込

入金計上依頼/売上/売上返品データリストア、
入金計上依頼/売上/売上返品退避データ削除

年次入力締め実行、入金計上依頼/売上/売上返品データ退避、(同一メニュー)

債権データ削除、月締請求書データ削除、受取手形領収書データ削除、受取手形データ削除

年次入力締め実行、(同一メニュー)

支払計上依頼/仕入/仕入返品データ退避

債権/債務部門別締め実行、年次入力締め実行、(同一メニュー)、支払計上依頼/仕入/仕入返品データリストア、支払計上依頼/仕入/仕入返品退避データ削除、入金実績/債権消込、自動振込送信データ消込/自動仕訳、債権/債務相殺、受取手形/債権消込、債務消込、支払手形一括入力

支払計上依頼/仕入/仕入返品データリストア、
支払計上依頼/仕入/仕入返品退避データ削除

年次入力締め実行、支払計上依頼/仕入/仕入返品データ退避、(同一メニュー)

債務データ削除、月締支払通知書データ削除、支払手形データ削除、旅費/交際費/経費データ削除、販売データ削除、購買データ削除、在庫データ削除、棚卸実績データ削除

年次入力締め実行、(同一メニュー)

アカウンティングマスタ

科目/補助登録

年次更新基本設定、年次入力締め実行、期首残高/利益繰越更新

科目属性登録

年次更新基本設定、年次入力締め実行、期首残高/利益繰越更新

ロジスティックマスタ

ロジスティックパラメータ

(同一メニュー)

一般会計

伝票承認

会計締め実行

多通貨会計

伝票承認

会計締め実行

外貨評価換算

(同一メニュー)

デファードアカウントコントロール

繰延入力(前払費用)、繰延入力(前受収益)、前払費用償却自動仕訳、前受収益償却自動仕訳

D.A.C.償却費更新

バンクアカウントコントロール

全銀協コードメンテナンス、自動振込送信データ作成

(同一メニュー)

入金実績/債権消込

入金計上依頼/売上/売上返品データ退避、支払計上依頼/仕入/仕入返品データ退避

自動振込送信データ消込/自動仕訳

支払計上依頼/仕入/仕入返品データ退避

有価証券管理

株式銘柄登録、債券銘柄登録、ファンド登録

有価証券評価

有価証券評価

株式銘柄登録、債券銘柄登録、ファンド登録

統合債権管理

債権消込

入金計上依頼/売上/売上返品データ退避

統合債権管理、統合債務管理

債権/債務相殺

入金計上依頼/売上/売上返品データ退避、支払計上依頼/仕入/仕入返品データ退避

受取手形管理

受取手形/債権消込

入金計上依頼/売上/売上返品データ退避、支払計上依頼/仕入/仕入返品データ退避

統合債務管理

債務消込

支払計上依頼/仕入/仕入返品データ退避

支払手形管理

支払手形一括入力

支払計上依頼/仕入/仕入返品データ退避、(同一メニュー)

旅費/交際費/経費管理

旅費/交際費支払データ作成

(同一メニュー)

保存、削除の排他制御

同一メニューを複数マシンで起動し、新規作成した際、および保存済の同一伝票を保存/削除した際の排他制御処理について説明します。

マシンA、Bにて同一No.の伝票の新規/修正保存/削除を行った場合の処理は以下の通りです。
なお、時間差保存/時間差実行は、マシンAが先の処理を完了した場合を想定します。同時保存/同時実行は、マシンAが先の処理を開始した場合を想定します。

マシンA

マシンB

操作

 

マシンAの処理

マシンBの処理

(新規)

(新規)

同じ内部No.を読み込んで
時間差保存

 

保存される。

「No."・・・"に変更になりました。」が表示される。

同じ内部No.を読み込んで
同時保存

 

保存される。

保存処理は行われない。
「他の端末がアクセス中ですので書き込みできません。(E0040)」が表示される。

↓(再度保存)

「No."・・・"に変更になりました。」が表示され保存処理が行なわれる。

(修正保存)

(修正保存)

同じ内部No.を読み込んで
時間差保存

 

保存される。

保存処理は行われない。
「指定伝票No.は既に使用されています。または既に対象データが変更されています。(E0072)。データを再確認して下さい。(A0022)」が表示されます。

同じ内部No.を読み込んで
同時保存

 

保存される。

保存処理は行われない。
「他の端末がアクセス中ですので書き込みできません。(E0040)」が表示される。

↓(再度保存)

保存処理は行われない。
「指定伝票No.は既に使用されています。または既に対象データが変更されています。(E0072)。データを再確認して下さい。(A0022)」が表示される。

(修正保存)

(削除)

同じ内部No.を読み込んで
マシンA→保存、
マシンB→削除を
時間差実行

 

保存される。

削除処理は行われない。
「指定伝票No.は既に使用されています。または既に対象データが変更されています。(E0072)。データを再確認して下さい。(A0022)」が表示される。

同じ内部No.を読み込んで
マシンA→保存、
マシンB→削除を
同時実行

 

保存される。

削除処理は行われない。
「他の端末がアクセス中ですので書き込みできません。(E0040)」が表示される。

↓(再度削除)

削除処理は行われない。
「指定伝票No.は既に使用されています。または既に対象データが変更されています。(E0072)。データを再確認して下さい。(A0022)」が表示される。

(削除)

(修正保存)

同じ内部No.を読み込んで
マシンA→削除、
マシンB→保存を
時間差実行

 

削除される。

保存処理は行われない。
「指定伝票No.は既に使用されています。または既に対象データが変更されています。(E0072)。データを再確認して下さい。(A0022)」が表示される。

同じ内部No.を読み込んで
マシンA→削除、
マシンB→保存を
同時実行

 

削除される。

保存処理は行われない。
「他の端末がアクセス中ですので書き込みできません。(E0040)」が表示される。

↓(再度保存)

保存処理は行われない。
「指定伝票No.は既に使用されています。または既に対象データが変更されています。(E0072)。データを再確認して下さい。(A0022)」が表示される。

(削除)

(削除)

同じ内部No.を読み込んで
マシンA→削除、
マシンB→削除を
時間差実行

 

削除される。

削除処理は行われない。
「削除するデータがありません。または既に削除されている可能性があります。(E0077)」が表示される。

同じ内部No.を読み込んで
マシンA→削除、
マシンB→削除を
同時実行

 

削除される。

削除処理は行われない。
「他の端末がアクセス中ですので書き込みできません。(E0040)」が表示される。

↓(再度削除)

削除処理は行われない。
「削除するデータがありません。または既に削除されている可能性があります。(E0077)」が表示される。

 

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