データインポートモジュール概要
概要
[データインポートモジュール]では、他のシステムのデータを集計、編集し、A.S.I.A.のデータとして取り込むことが可能です。標準的なフォーマットであるCSV形式を介してインポートすることでデータ変換を行うことができます。また、JOBスケジューラ(JP1)と連動させることにより、あらかじめ定義したスケジュールに基づいて自動的に処理を実行できます。[データインポートモジュール]を活用することで、他システムとの連携をスムーズかつ効率的に行うことができるようになります。
メニュー構成
- マスタインポート、アカウンティングインポート、ロジスティックインポート
以下の処理を行うメニューがあります。
- コード登録
インポートするファイルを定義します。
- 実行
インポート処理を行います。また、インポートするデータがインポートフォーマットにマッチしているかのチェックのみを行うこともできます。
- 実行状況ログ
インポート処理の実行状況、エラー詳細を表示します。
運用方法
- インポート
[基本的にはシステム運用者が実施]
- インポート対象データについて、出力方式(ファイル名、保管場所など)と運用方法を決定します。
- インポートファイル指定と実行単位の定義を行います。
- 他サブシステムでの処理
[他サブシステム運用者が実施]
- 決められたフォーマット、名称でCSVファイルの作成を行います。
- 作成したCSVファイルを指定フォルダに転送します。
- A.S.I.A.サーバでの処理
[A.S.I.A.システム管理運用者が実施]
- スケジュールにジョブの登録を行います。または直接ジョブを実行します。
- 実行ジョブに対してエラー処理などのJOB実行管理を行います(エラーログファイルを参照し、データ変更などを行います)。
制限事項
インポート対象データについては、[マスタマネジメント]、[債権管理]、[債務管理]、[販売管理]、[購買管理]の各サブシステムの各エントリ画面における入力必須や入力制限などの制約に従います。
例えば、”消込対象外フラグ”については、以下のような制限があります。
- "債権計上入力金額"=「0」かつ"債権計上基準金額"=「0」のデータをインポートした場合、自動的に「消込対象外」となります。
- "決済区分"が「現金/小切手即時受取」のデータをインポートした場合、自動的に「消込対象外」となります。
- [パラメータ設定]で[債権/債務管理 - B.A.C.連動]を「連動する」と設定している場合は、"決済区分"が「前払金振込(自動振込)」のデータをインポートすると、自動的に「消込対象」となります。
- 「債権/債務残高通知書作成対象」の取引先が指定されているデータをインポートした場合、”消込対象外フラグ”のON/OFFが混在しているとエラーとなります。
- "通貨"が外貨、"決済区分"が「受取手形」(債務データの場合は「支払手形振出」)、かつ[パラメータ設定]で[受取手形管理/債務管理連動](債務データの場合は「支払手形管理/債務管理連動」)を「連動する」と設定している場合は、インポートした計画データが「消込対象」の場合はエラーとなります。
詳細は各エントリ画面の説明を参照してください。