配賦パターン登録の手順
機能概要
配賦仕訳パターンごとに配賦仕訳作成上のマスタデータとなる配賦対象金額集計基準、配賦基準、配賦仕訳内容を定義します。
[配賦集計]タブでは、配賦対象となる金額の集計条件を設定します。
[配賦仕訳]タブでは、貸借区分、勘定科目、部門等を配賦先と配賦元それぞれについて設定します。
1.画面の呼び出し方法
- [拡張会計]→[配賦管理]→[登録]を選択します。
- メニューから[配賦パターン登録]を選択します。
→[配賦パターン登録]画面が表示されます。
2.新規登録
→「項目説明」へ
- ヘッダ部を入力します。
既に登録済みの配賦パターンコードを入力した場合、登録済みのデータがヘッダ部に表示されます。
- [配賦集計]タブ、[配賦仕訳]タブに設定を入力します。
3.[配賦集計]タブの入力
- 集計対象とするデータの勘定科目、補助科目を入力します。
[部門]、[取引先]等を使ってさらに詳しい集計の条件を設定することもできます。
- "確定(K)"ボタンをクリックします。
→入力した内容がスプレッド部(画面下部)に表示されます。
- 他の科目も集計対象とする場合は、"行追加(R)"ボタンをクリックして新しい行に勘定科目等を設定します。
- [配賦対象金額計算式]に、集計金額の計算式を入力します。
例えば、「[番号]1と[番号]2の行で集計される額を合計して、税率(5%)を加えた金額を配賦対象金額とする」場合には、[配賦対象金額計算式]に「1+2*#1.05」のように入力します。計算式の規則は以下の通りです。
- 四則演算が可能です。「+(加算)」、「-(減算)」、「*(乗算)」、「/(除算)」の記号をそれぞれ使用します。
- 「(」と「)」(括弧)で括られた個所は計算順序が優先されます。括弧は複数使用することが可能です。括弧を使用しない場合には無条件で左側から演算が行われます。(例えば「2+3*4」と記述した場合、2+3を計算後に4が乗算されます。通常の四則演算規則と異なるので注意が必要です。)
- 計算式に数値(小数も可)を直接記述することが可能です。数値は[番号]と区別するため、「#」記号を数値の直前に付けてください。「#」がついていない数値は、スプレッド部の[番号]として認識されます。
- [配賦仕訳]タブをクリックします。
4.[配賦仕訳]タブの入力
- 配賦額計算時に発生する端数の処理方法を選択します。
- [配賦基準登録]で設定した基準の明細ごとに、[配賦仕訳]タブに仕訳を入力します。
「配賦元勘定」チェックボックスをONにした仕訳は、仕訳実行時に配賦元勘定科目として設定されます。配賦される科目の相手科目となります。
- "確定(K)"ボタンをクリックします。
→入力した内容がスプレッド部(画面下部)に表示されます。
- 複数の配賦仕訳先を設定する場合は"行追加(R)"ボタンをクリックして、配賦仕訳先として設定する行数分の設定を行います。
- "保存(S)"ボタンをクリックします。
→配賦パターンが登録されます。
- "終了(E)"ボタンをクリックします。
注意事項
他のユーザが[配賦仕訳実行]画面を開いているとエラーメッセージが表示され、[配賦パターン登録]画面を起動できません。