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A.S.I.A.における端数処理の概念

概要

A.S.I.A.において画面上で基準通貨または入力通貨で金額を入力すると、課税区分に設定されている税率と税区分(内税/外税)にしたがって税額が計算されます。その際、金額や通貨によっては、端数の処理が異なってきます。
関連する設定には、以下のものがあります。

内税/外税ごとの詳細な計算手順については、「A.S.I.A.における税金管理の概念」を参照してください。

売上/仕入税額端数処理

税額の端数処理方法を「切上げ」、「切捨て」、「四捨五入」のいずれかから選択します。
売上税額(会計系サブシステム、債権管理サブシステム、販売管理サブシステム)、仕入税額(会計系サブシステム、債務管理サブシステム、購買管理サブシステム)のそれぞれに端数処理の方法を設定します。
[システムカストディアンモジュール]の[パラメータ設定]にて設定を行うと、売上/仕入税額の処理において以下のように適用されます。

税効果会計端数処理

税効果会計を実行するときの法定実効税率による端数処理方法については、上記とは別に、[システムカストディアンモジュール]の[パラメータ設定]にて設定います。

外貨端数処理

外貨による計上を行った場合、基準金額が自動計算されますが、その際の端数処理方法を「切上げ」、「切捨て」、「四捨五入」のいずれかから選択します。
[システムカストディアンモジュール]の[パラメータ設定]にて設定を行うと、全ての外貨による計上に適用されます。

小数点以下1桁で端数処理

日本の円などのように、小数点以下を扱わない通貨を基準通貨とする場合には、外貨端数処理を小数点以下1桁で行うように設定できます。

未収管理モジュールの入金計上依頼入力における、基準通貨換算処理と基準税額換算処理における端数処理の例を以下に示します。

 

[システムカストディアンモジュール]の[会社設定]にて設定を行うと、基準金額への外貨換算処理の全てに適用されるだけでなく、以下の金額計算においても、小数点以下何桁で端数処理を行うかが適用されます(いずれも通貨が基準通貨の場合のみ)。

配賦管理モジュールにおける金額按分処理時の端数処理

配賦仕訳の各明細行の配賦額を算出する際に生じる端数は、[配賦パターン登録]の[配賦仕訳]タブにおいて端数処理方法(「切上げ」、「切捨て」、「四捨五入」のいずれか)を選択することにより処理が行われます。なお、端数処理により生じる差額は、配賦基準の行番号1で調整されます。

 

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