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決算書作成モジュール概要

決算書作成モジュール概要

A.S.I.A.で財務諸表を出力するためには、[基本会計サブシステム]の[決算書作成モジュール]を使用します。財務諸表は、貸借対照表損益計算書販管費明細書製造原価報告書キャッシュフロー計算書の5種類を会社単位で出力することが可能です。A.S.I.A.ではこれらの各財務諸表についてそのフォーマットをテンプレートとして複数登録できますので、例えば「社内報告用」「本社連結用」など、目的に応じて出力する内容を変更することが可能です。

さらにA.S.I.A.では、様々な分析用財務諸表を作成することも可能です。[戦略情報サブシステム]の[プランニングコントロールモジュール]において予算を登録することで、[拡張会計サブシステム]の[評価会計モジュール]で予算実績対比、部門やプロジェクトコードなどのアイテム対比を行ったり、[戦略情報サブシステム]の[キャッシュフローマネジメントモジュール]でディスカウンテッドキャッシュフローやEVA/ROE分析表を出力したりすることが可能です。

メニュー構成

出力可能な帳表

帳表名

説明

貸借対照表

テンプレートに登録された科目、集計方法に従って、指定された日付範囲の計上データをもとに会社単位に基準金額で貸借対照表を出力します。

損益計算書

テンプレートに登録された科目、集計方法に従って、指定された日付範囲の計上データをもとに会社単位に基準金額で損益計算書を出力します。

販管費明細書

テンプレートに登録された科目、集計方法に従って、指定された日付範囲の計上データをもとに会社単位に基準金額で販管費明細書を出力します。

製造原価報告書

テンプレートに登録された科目、集計方法に従って、指定された日付範囲の計上データをもとに会社単位に基準金額で製造原価報告書を出力します。

キャッシュフロー計算書

テンプレートに登録された科目、集計方法に従って、指定された日付範囲の計上データをもとに会社単位に基準金額でキャッシュフロー計算書を出力します。

帳表の出力についてはこちらを参照してください。

日付範囲指定と残高データ、仕訳データの集計について

[決算書作成モジュール]の財務諸表では日付範囲が自由に設定可能なため、指定した範囲によって集計対象データが仕訳データ、残高データのどちらかに変化するので注意してください。

科目Aにおいて以下のような仕訳、残高データが発生した場合を例に、日付範囲指定を以下の3通りにしたときの集計データについて説明します。なお、2003/1、2、3月度の月次更新を実行済みであり、2003/1、2、3月度は月次残高が集計済みであると想定します。


各ケースにおける指定期間の実績値は以下のようになります。

ケース

日付範囲指定

期間実績値

説明

ケース1

1/1〜3/31 ¥900
=(1、2、3月度の残高累計

残高データが存在する場合、残高データが集計対象となります。存在しない場合、仕訳トランザクションデータが集計対象となります。
仮に2月度の残高を削除した場合、2月度については仕訳データを集計します。

ケース2

1/15〜3/31 ¥770
=(伝票No.002の金額¥120
伝票No.003の金額¥150
2、3月度の残高

開始日付が1/15のように月度の途中の日付が指定された場合、1月度の残高は集計されません。2、3月度については月次残高を集計します。

ケース3

1/15〜3/15 ¥620
=伝票No.002の金額¥120
伝票No.003の金額¥150
2月度の残高¥250
伝票No.006の金額¥100

開始、終了日付が月度途中の日付のため、1、3月度については残高を集計せずに仕訳データを集計します。2月度については月次残高を集計します。


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