税効果会計モジュール概要
税効果会計モジュール概要
[税効果会計モジュール]では、一時差異項目をテンプレートとして登録し、ワークシートから末残高を入力することによって税効果会計を適用するための仕訳を自動作成することができます。また、テンプレートの登録やワークシートの入力はデータレベル別に行えますので、データレベルごとに自動仕訳を行うことも可能です。さらに、税効果会計導入初年度の場合に対応するための調整仕訳機能もあります。
メニュー構成
出力可能な帳表
[税効果会計モジュール]では以下の帳表を出力することが可能です。
注意事項
- 事前登録について
税効果モジュールをお使いいただく前に[システムカストディアンモジュール]の[パラメータ設定]にて"税効果会計科目"の設定や"税率計算式"の設定を行う必要があります。
- データの入力、修正、削除の制限について
税効果ワークシートデータの入力は会計年度、期間ごとに順次入力しなければならないため、期間を跳び越えて入力することができないように制御されています。また、税効果会計を実行した会計年度、期間以前の税効果ワークシートデータおよび年次更新が行われた年度の税効果会計データについては、入力、修正、削除を行うことができません。
- 排他制御について
複数オペレータによる同時アクセスの制御を行っています。[税効果ワークシートテンプレート登録]、[法定実効税率登録]、[税効果ワークシート入力]、[税効果会計実行]は複数オペレータが同時アクセスして作業を行うことができないよう制御されています。4つのメニューのうちどれか1つでもアクセスしているオペレータがいると、他のオペレータはメニューにアクセスできなくなります。メニューを選択すると「他のオペレータにより実行されているので実行できません。」というエラーメッセージが表示されます。
- 年次更新、月次更新を行う際の注意
[税効果ワークシート入力]、[税効果会計実行]は会計年度、期間ごとに順次行わなければならないため、[税効果会計実行]を行わないで月次更新を行った場合、当月度以降の税効果会計の実行ができなくなってしまいます。また、[税効果ワークシート入力]、[税効果会計実行]を行わずに年次更新を実行すると、次会計年度以降の税効果ワークシート入力および税効果会計実行ができなくなります。
- [税効果ワークシートテンプレート登録]における行削除について
[税効果ワークシートテンプレート登録]で一時差異項目を行削除した場合には、その一時差異項目に関して保存されていたデータも一緒に削除されます。その結果、[税効果ワークシート入力]、[税効果会計実行]でもその一時差異項目が表示されなくなります。
- [税効果ワークシート入力]の残高入力について
[税効果ワークシート入力]の初回入力時に「税効果会計適用初年度」を選択した場合には、[税効果会計実行]で適用初年度の自動仕訳を行います。また「税効果会計適用初年度ではない」を選択した場合には、[税効果会計実行]で自動仕訳は行われません。