一般会計モジュール概要

一般会計モジュール概要

［基本会計サブシステム］の［一般会計モジュール］は国内に閉じた取引で使用することを想定して設計されており、各伝票の入力画面には日本形式のフォーム（貸借を右左に配置）が採用されています。A.S.I.A.を日本国内において使用し、外貨による取引を扱わない場合には［一般会計モジュール］を使用してください。

［一般会計モジュール］で扱える伝票は、基準通貨のみ取り扱うことができる基本三票（振替伝票、入金伝票、出金伝票）の3種類に加えて、［税効果会計モジュール］で自動仕訳されたデータです。

外貨による取引に関しては［多通貨会計モジュール］で入力を行ってください。

会計伝票の種類

［一般会計モジュール］では、以下の種類の会計伝票を基準通貨で入力することができます。

伝票の種類	説明
振替伝票	振替仕訳を入力する際に使用します（入金仕訳や出金仕訳を入力することも可能です。［パラメータ設定]により入出金仕訳の入力を禁止することもできます）。
入金伝票	入金仕訳を入力する際に使用します（借方に入力可能な科目が"現金科目"に固定されます）。
出金伝票	出金仕訳を入力する際に使用します（貸方に入力可能な科目が"現金科目"に固定されます）。


［一般会計モジュール］の伝票承認／伝票発行／仕訳データ検索の機能では、［一般会計モジュール］で入力した伝票に加えて、［税効果会計モジュール］で自動仕訳された伝票を扱うこともできます。
その他のモジュールで自動仕訳された伝票や［多通貨会計モジュール］で入力された伝票は、［多通貨会計モジュール］で扱います。

メニュー構成

• エントリ
  会計伝票（振替伝票、入金伝票、出金伝票）の基準通貨による入力、［一般会計モジュール］で入力した会計伝票や［税効果会計モジュール］で自動仕訳された仕訳データの検索を行います。
• 伝票発行
  ［一般会計モジュール］で入力した会計伝票（振替伝票、入金伝票、出金伝票）や［税効果会計モジュール］で自動仕訳された伝票の発行と伝票ファイル（Microsoft-Excel形式）の作成を行います。 また、削除済伝票発行（振替/入金/出金）では、削除された振替伝票、入金伝票、出金伝票を監査証跡用に再出力することもできます。
• 更新
  ［一般会計モジュール］で入力した会計伝票や［税効果会計モジュール］で自動仕訳されたデータの承認を行います。
• 帳表
  以下の帳表が出力可能です。

出力可能な帳表

以下の帳表にすべての伝票の内容が出力されます。帳表出力の対象となる伝票は、一般会計と多通貨会計で違いはありません。一般会計の帳表では、通貨の区別がなく、すべて基準金額で出力されます。多通貨会計の帳表では、通貨の区別、レート、入力金額などが項目として追加出力されます。

帳表名	説明
仕訳帳	入力した伝票データ、自動仕訳された伝票毎に、仕訳内容を仕訳イメージのまま計上日順に基準金額で出力します。
現金日記帳	特別科目区分が現金または銀行預金の勘定科目の金額、残高を、科目別に基準金額で出力します。
銀行日記帳	特別科目区分が銀行預金の勘定科目の金額、残高を、科目別に基準金額で出力します。
総勘定元帳	指定期間における入力済伝票データの金額、残高、仕訳相手科目などを、勘定科目毎に発生日順に基準金額で出力します。仕訳データからの転記、合計、残高を確認することができます。
補助簿	指定期間における科目補助毎の発生高、残高、仕訳相手科目などを、各補助科目毎に小計、中計の集計結果とともに基準金額で出力します。補助科目の取引明細と残高を確認することができます。
合計残高試算表	指定期間、指定アイテム単位での仕訳の発生高、残高を、基準金額で出力します。指定期間最終日とその前日の残高の貸借バランスを確認することができます。また、仕訳や転記（総勘定元帳）の正確性を確認することもできます。
課税区分別消費税集計表	指定期間における消費税対象取引の仕訳を課税区分別に集計して基準金額で出力します。消費税申告の基礎資料とすることができます。
課税区分別消費税明細表	指定期間における消費税対象取引の仕訳を課税区分別、明細単位に基準金額で出力します。消費税申告の基礎資料とすることができます。
削除済伝票一覧表（振替/入金/出金）	［一般会計モジュール］で入力した会計伝票（振替伝票、入金伝票、出金伝票）のうち、削除した伝票の一覧表を出力します。

帳表の出力についてはこちらを参照してください。