バンクアカウントコントロールモジュール概要
バンクアカウントコントロールモジュールの概要
[資金/資本管理サブシステム]の[バンクアカウントコントロールモジュール]は、金融機関とデータのやり取りを行うためのモジュールです。
金融機関から受け取った入出金実績データをA.S.I.A.に取り込み、回収計画データとのマッチング消込(名寄せ処理)を行います。また、A.S.I.A.の支払計画から金融機関への振込依頼ファイルの作成を行います。作成した振込データの消込も[バンクアカウントコントロールモジュール]内で行います。
さらに、A.S.I.A.で使用する全銀協コードの登録や更新などのメンテナンスを行います。
メニューの動作の連携と、処理は以下のとおりです。
[入出金実績データ照合→入金実績/債権消込処理]
[入出金実績データ照合]処理では、金融機関より配信される自社口座の入出金実績ファイルを取り込み、識別コード判別および取引先/口座別パターンのマッチング(名寄せ処理)を行います。また、ファイルを取り込まずに入出金実績データを直接入力することも可能です。ファイル取込(もしくは直接入力)された入金実績データをもとに債権回収計画データのマッチング消込を行います。
メニュー |
処理 |
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銀行からの入出金実績ファイル(受信ファイル)を読み込み、識別コード判別、振込依頼人名と取引先口座の照合処理(名寄せ処理)を行います |
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[入出金データ照合]で取り込んだデータと入金計上依頼・回収計画データとのマッチングを行います。 仕訳例: 銀行預金/売掛金 |
[自動振込依頼処理→債務消込/自動仕訳処理]
[支払計上依頼入力]、[仕入入力]、[借入金返済データ確定入力]、[リース支払データ確定入力]、[旅費/交際費/経費支払データ作成]から入力された支払計画データのうち、決済方法が「自動振込」で計上されたデータを抽出し、振込依頼ファイル(全銀協フォーマット)を作成します。この時、振込手数料を差し引いて相手先負担とする事も可能です。 実際の振込支払が正しく処理された旨を金融機関より通知された後、対象データの消込(確定)処理を行います。また同時に自動仕訳処理も行われます。
メニュー |
処理 |
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支払計上依頼・支払計画等の支払計画データをもとにして、自動振替を行う銀行に渡す自動振込送信データを作成します。自動振込送信データファイルについては、「共同CMS」経由で振込を行うために一つだけ作成するか、金融機関単位でファイルを分割するかを、[パラメータ設定]の"B.A.C. 振込送信区分"であらかじめ設定しておきます。 |
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銀行で自動振込が実行された後に、自動振込依頼実績データをもとにして振込対象の債務支払計画データの消込処理を行います。また、同時に自動仕訳処理も行われます。 仕訳例: 買掛金/銀行預金 |
メニュー構成
[バンクアカウントコントロールモジュール]では、以下の帳表を出力することが可能です。
帳表名 |
説明 |
入出金実績データのチェックリストを出力します。 |
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自動振込送信実績データのチェックリストを出力します。 |
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マッチング対象データを集計出力します。消込実行前のシミュレーションを行うことができます。 |
帳表の出力についてはこちらを参照してください。